おはようございます!


本日最終回。
セルフで髪を結う方、結えるようになりたい方へ

自分で和髪を結えるようになっていただくために
美容師として、髪結い師として、思うこと、感じることをblogに書きたいと思います。



今日は
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⑦楽しめるやり方で続ける
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こちらをお話しします。

私の技術がものすごくのびた時期がありました。
自分で言うな、って感じですがここはお許しください(^-^;
その時に成長してるなぁ!と、感じたのではなく
今思えば、という感じです。

ある日、ある生徒さんからいただいた質問がきっかけでした。
「高倉さんは昔から髪を結っていたんですか?」

答えは「NO」です。

私は美容師(髪を切ったり、カラーしたり)をしていましたが、ひょんなことから銀座へきて、本格的に髪結いとしてお仕事をいただくようになりました。
銀座へきた頃、サラッとしか髪のセットができなくて、練習もしていましたが、ほどほどな感じで練習していたんです。

そんなほどよく怠け者の私に、銀座のクラブのあるママの髪を結うチャンス(本当は逃げたかった5割、やってみたい3割、頭真っ白になりそう2割)が訪れたのです。


手の震えをおさえることもできず、ただひたすら髪を結うことに専念しました。
仕上がった髪をみて、そのママは
「うん。すごくいいってわけではないけど嫌いじゃないよ。」

そう言ってくれたのです。
その言葉を聞いて、私はなんでもっと練習しなかったのだろうと、とても悔やみ、ほどよく怠ける自分を責めました。

そして次あった時、そのママは
「金曜日はありがとう。またお願いします。」
と、言ってくれたのです。

そこからは、いつか結う日がくるかもしれない日の為に、毎日ママの髪型の練習をして、ママの髪を結う先生の技術をみて、自分の出番がきた時には、ママの感想をきき(どこが崩れたか、など)、3人4脚(ママ、先生、私)で数カ月が過ぎました。

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いつの頃からか、そのママにご指名をいただくようになり、今では10年以上のお付き合いになります。

この頃の経験をもとに、1人で練習しても限界がある。
先生とママが私を1人にすることはなく、3人であーだこーだと言いながら、髙倉里美を育ててくれました。

ほどよく怠け者になり、楽しく情報を共有する。

できることを無理矢理やろうとするのではなく、私の手にあうやり方を教えてくれました。


貴女の手にあうやり方があるかもしれません。
楽しいやり方を見つけられるかもしれません。

どうか、今を楽しみながら髪を整えることをしてほしいと切に願います❀




①道具を味方にする 
②消耗品の選び方
③自分の髪質を知る 
④似合う髪型とできる髪型は違う 
⑤やりたい髪型が髪質に合うとは限らない 
⑥難しい事をしない 
⑦楽しめるやり方で続ける ←本日はココでした